味噌汁のように生きる

書評レビュー中心の雑記ブログ。仕事術とか健康関連の本を読む事が多いです。

餃子好きなロシア人が教えてくれる強いメンタルの作り方

どうも。SANKAKUです。
本も読んでたし オーディオブックも聞いてたのですが
ブログより夢中になるものがあって
放置になってました。

読んだものはアウトプットしないと
忘れがちになるので
またちびちび書いていければと思います。 乱文気味になると思いますが…。

今日はロシアの武術、システマの本。

この本で得られる事

  • システマを使ったメンタルトレーニング
  • 強い心を作れる
  • ポジティブとネガティブの扱い方がわかる
  • リスクに対して鈍感になっている気づきが得られる
  • 単純に小説が楽しい。
  • 仕事や自己実現よりまずしっかり「生きる」事を学べる

システマって何?

システマとは
ロシアの特殊部隊の格闘術です。

それと人生に何の関係があるのかと思いましたが、、

格闘術そのものではなく
格闘術におけるメンタルトレーニング
と捉えてもらえると
弓道や柔道など、日本の武道や
スポーツの世界のそれと
同じ捉え方が出来ると思います。

17の秘訣で構成されている

この本は17の秘訣で構成されています。
一つ一つはすごく簡単なものです。

ただやってみないとわからないものばかり。

姿勢を正すとか
視線を変えるとか
すごく単純なものもあります。

行うのに苦はありません。

同じような小説風ビジネス本の 某大富豪の教えのように
電球を1000コ売ってこいとか
無人島に取り残されてどうだこうだといった
ちょっと極端な話の展開はありませんので
展開に納得いかずに、真似や実践する気が起きない
という事は無いかと思います。

日常で取り入れられる小さなテクニックを通して
システマを学べるように構成されていて
とても優しい本だと思います。

この本は軍隊格闘術が基盤なだけあって ビジネス本の癖に
自己実現的な事より
生存や安全の方に焦点を向けて
土台をしっかり固められています。

それ故に見落としがちな「生きる」という事に
気付かされました。

仕事のやりがいなんかより
まず自分がしっかり生きることを
仕事で苦しんでいる多くの人に
この本で学んで欲しいと思います。

正直うさんくさいと思ってた。

ボクは以前に
システマの本を読んだことがあったのですが
ぶっちゃけうさんくさいと思って
途中で読むのをやめてしまいました。

トレーニング方が無茶苦茶で
危なっかしいものがあったり
なんだか科学的根拠に乏しい気がして。

でもこの本は
その胡散臭さこそが武器になっています。

本は小説スタイルのものなので
システマの技術については
別途関連書を読んだ方が
わかりやすいと思います。

ただこの本の魅力は
実用かどうかではないのです。

キャラクターが立っている

この作品、なかなか他のビジネス本に比べて
小説として面白いです。

その主な理由は
ゲオ というロシア人のおじさんにあります。
このキャラクターがなかなか面白いです。

  • 自称:元特殊部隊教官
  • つまらない冗談
  • 関西弁
  • 子供みたいな性格
  • 餃子が好き

こんなおじさんが
人生について大切なことを
システマを通して教えてくれます。

システマの胡散臭さが笑いになっている

システマの訓練風景を主人公が観た時

「なにこれ」

といった反応を平気でします。

本来、小説風ビジネス本は
大方素直に「その本で推しているノウハウ」を
受け入れがちな主人公が出てきます。

こういったスタンスでないと
話が混乱するし
そもそもそれを売りにしているので
否定的な意見を述べている時間はないのですが
読者視点で

「本当になんだこれ」

と思える訓練を素直に
代弁してくれているところに
共感をもてました。

それでも
そのシステマの訓練に意味がある事は
小説を通して理解していけるようになっています。

今でもボクは
システマのトレーニングは
うさんくさいとか
危なっかしいと思いますが

危険な状態を作り
それに対処する訓練するのが
システマの訓練である事を
理解してしまいました。

まぁやろうとは思いませんけど。

一生懸命やらない

一番良いと思ったのは
一生懸命とか全力を否定する話です。

日本人はこういった言葉が好きだが
一生懸命やったら全力が出せなくなると
ロシア人餃子好きのおじさんが
力説する回です。

ボクはこれに
スポーツでいうゾーン現象や
フロー状態といったものと
同じだと感じました。

余計な力を抜いてリラックスしていないと
最高の結果は出せない。

これはよくスポーツで
言われている事ですが
どうしてもピンチやチャンスでは
身体が力んでしまうもの

瞑想や自律訓練法などの
リラックス手法を
沢山学んできましたが
これらは「動く」という事には
少し合わない気がしていました。

しかしシステマのリラックスは
発端が武術なだけあって
動く事に対して重点が置かれているので
スポーツへの応用も
行いやすいのではないかと思います。

そしてスポーツに応用出来るなら
ソレ以下の運動レベルである
仕事や家事、人間関係のようなものでも
もちろん使えるという事です。

瞑想で得たリラクゼーションを
人間関係のトラブルの対処に使おうとして
失敗した経験はボクにもあります。

瞑想やマインドフルネスを
内側を見つめる「静止のリラックス」 とするなら
システマは「動作のリラックス」を前提に
している気がします。

もちろんマインドフルネスにも動きをもった
リラックス法はありますが
比較的安全な状況を前提として作られています。

システマは軍隊のものであるが故に
最悪の状況を前提に作られています。

どちらが優れているという話ではなく
知っておいて損はないのかも
と思った次第です。

実際、対人ゲームに応用し易いのは
瞑想よりシステマの視点だと思い
試してみたら戦績があがりました。
偶然だとは思いますけど。w

動きながらも
余計な力は抜いておく。
これはスポーツだろうがゲームだろうが
人生だろうが
すごく大事な事だと思います。

まとめ

今まで沢山小説風ビジネス本には触れてきましたが
この本はタイトルで損してるなと思うくらい
面白かったです。

ちょっと展開やキャラクターの個性に古臭さを感じる面も
ありましたが
主人公とゲオのやり取りが
面白おかしくなっており
押し付けがましい展開がありませんでした。

ゲオの人間味だと思います。

ビジネス本にはよく
賢者的な人が出てきて完璧な立場で
教えを説きますが
このゲオというおじさんは
完璧どころか
グダグダです。

でもしっかり真面目に教える時は
教えてくれるし
細かい事は気にせず
システマをしっかり実行しておけば
大丈夫だという大らかさを持っています。

僕自身システマそのものをしっかり
やっていこうとは思わないですが
気負わず身体のちからを抜いて
ゲオの人生論を上手く自分の人生に
取り入れていきたいと思います。